全英日記第6回 水族館は冴えなかった!
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作成日時 : 2005/07/27 10:44
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7月13日(水)
月曜火曜でコースは一通り歩いたので、この日はちょっと趣向を変えて市内散策にトライした。
まず訪れたのは、街外れの大聖堂。
宗教改革の嵐で散々に打ち壊されてしまい、今は一部しか残っていないが、それでも往時の面影が濃密に漂っている遺跡である(写真)。
門をくぐると、打ち壊された天井の変わりに青空が広がり、かつて礼拝所だったであろう広い敷地は土に返り、草生し、無数の墓石が並んでいる。
そのひとつひとつに、故人の経歴や遺業が刻まれている。
つまり、墓地になっているのである。
奥へ進んでいく。
墓石を縫うように、どんどん奥へ進んでいく。
すると、オールド・トム・モリスをかたどったレリーフ発見。
セント・アンドリュースに生まれ、トーナメント黎明期に大活躍した偉大なるプレーヤー。全英オープンに4度も優勝した名手。
その人が、まさにそこに眠っているのである。
しばし、敬虔な気持ちで墓参。というか、オールド・トム・モリスにすがって、少しでもゴルフの腕が上がりますようにと、手前勝手なお祈り。
そのあとは敷地内にそびえる塔に登り、市内を一望。
セント・アンドリュースがいかにこじんまりとした美しい街であるかを実感しました。
さて、大聖堂を後にして、海岸沿いにしばらく歩くと、石造りの砦のようなものが見えてくる。
セント・アンドリュース城である。
これまた長年の風雪にさらされ、今は原形を失って入るが、往時を偲ばせる雰囲気は十分残っています。
ついで訪れたのは、コースに程近いゴルフ・ミュージアム(入場料ただ。写真撮影OK)。
まず中に入ると、歴代全英チャンピオンたちのグリップが並んでいる。
というか、ちょうど手首から先だけでクラブを握っているものが、何本も突っ立っている。
ちょっと不気味な感じはするが、各プレーヤーのクセや特徴が一目瞭然で、それなりに面白い。
奥へ進んでいくと、昔のクラブ(まるで農具のようだったり、クリケットのようだったり)や、優勝者に送られたシルバーボールなどが陳列されている。
と、突然、薄暗い照明を浴びながら、蝋人形のボール作り職人が座っていたりする。
さらに館内を巡ると、ボビー・ジョーンズのコーナーがあり、やがて歴史はさらに現代に近づき、パーマーの勇姿などがみられる。
ジャック・二クラスも今大会が終わると、このミュージアムの住人になってしまうのかもしれないと思うと、ちょっと切ない気分にもなってくる。
さて、市内散策で一番B級だったのは、ゴルフ・ミュージアムの裏側にある水族館である。
まず、客がいない。
お土産がさえない。
魚も元気がない。
ま、いいか。
午後はコースに戻る。
昨日おとといよりさらにギャラリーはふくらみ(日本の最終日なんかはるかに越えている)、選手たちの顔にも、次第に緊張感が増している。
夜は、17番ホール脇のホテルの中にあるジガー・インというパブに酒を飲みに行った。
陽気な酔っ払いがあふれんばかり。
中でも一番楽しそうに飲んでいたのは、タータンのキルトを身にまとった長身の青年。
肩を組み、一緒に写真を撮り、何度も乾杯を繰り返したが、結局彼が何者だったか、よく分かりませんでした。
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